「集まる」と「会合」は人の集まりに関する言葉ですが、細かな意味合いなどが異なるため必要に応じて使い分けることが必要です。
この記事では、「集まる」と「会合」の違いを分かりやすく説明していきます。
「集まる」とは?
「集まる」は「あつまる」と読む言葉で、「数多くの人または物が一か所に寄る」という意味があります。
また、「沢山の人の心情などが集中する」という意味で用いられることもあります。
漢字の「集」には「つどう」や「寄せ集める」といった意味が含まれています。
「会合」とは?
「会合」は「会合」と読む言葉で、「相談や議論などを目的に人がつどうこと」および「上記のようなつどい」を示します。
「会」は「出会う」や「集まる」などを表し、「合」は「合う」「集まる」「一致する」といった意味があります。
「集まる」と「会合」の違い
「集まる」も「会合」も「人が集まること」を示す点は共通していますが、細かな意味合いが異なります。
「集まる」は「多くの人や物が一か所に寄る」を示し、人だけでなく物に対しても使われます。
一方、「会合」は「相談や議論などを目的に人がつどうこと」または「そのようなつどい」を表し、多くの場合「人の集まり」に対して使われます。
さらに、「会合」は「何らかの目的を持って人がつどう」意味合いが強いのに対し、「集まる」は「寄り合う目的の有無が明確ではない」印象が感じられます。
「集まる」の例文
「集まる」は沢山の人や物が特定の場所に寄る状況で使用します。
また、「人々の心情などが集中する」意味で使用される場合もあります。
・『コンビニの前に近所の人たちが集まる』
・『予想以上の募金が集まる』
・『政治家に世間の批判が集まる』
「会合」の例文
「会合」は人が寄り集まって討議や相談などをおこなう場面で用います。
「会合に出席する」や「〜の会合」のように使われます。
・『自治会の会合に出席する予定だ』
・『体調不良のため会合をキャンセルした』
・『次回の会合の日程を決めましょう』
まとめ
「集まる」は「数多くの人や物が一か所に寄る」「人々の心情などが集中する」ことを示し、「会合」は「相談や議論などを目的に人がつどうこと」を示します。
両者の意味や用法を理解して、シーンに合わせて使い分けてください。