「レベルアップ」と「パワーアップ」は双方とも英語が元になったカタカナ語ですが、意味が異なるため使い分けることが必要です。
この記事では、「レベルアップ」と「パワーアップ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「レベルアップ」とは?
「レベルアップ」は、英語で「基準位置」や「高さ」「水準」「地位」などを意味する“level”と、「上に」「上昇して」などを意味する“up”を組み合わせたカタカナ語です。
和製英語のひとつとされ、日本では「水準が上がること」もしくは「水準を上げること」という意味で使用されています。
「パワーアップ」とは?
「パワーアップ」は、英語で「力」や「権力」「能力」「電力」などを示す“power”と、「上に」や「上昇して」といった意味を示す“up”から成るカタカナ語です。
日本では「力が増加すること」や「さらに力をつけること」という意味で用いられており、和製英語のひとつとして知られています。
「レベルアップ」と「パワーアップ」の違い
「レベルアップ」と「パワーアップ」の違いを分かりやすく解説します。
「レベルアップ」は「水準が上がること」または「水準を上げること」を指し、品質や能力、価値などの一定の標準が上がる際に使用します。
「モーター性能のレベルアップを図る」や「学力をレベルアップする」のように使います。
なお、「レベルアップ」は和製英語になるため、「レベルアップ」と同じ意味合いを英語で表す際は“improve”などと言い換えることが推奨されています。
一方、「パワーアップ」は「力が増すこと」や「さらに力をつけること」「より強くなること」を意味し、人や物に対して用いられます。
「しっかり療養できたので、よりパワーアップした状態で復帰できる」や「以前のバージョンよりパワーアップして販売される」のように使用します。
「パワーアップ」も和製英語のひとつで、英語では「機械が始動すること」を意味する言葉とされています。
まとめ
「レベルアップ」は「水準が上がること」を示し、「パワーアップ」は「力が増すこと」や「より強くなること」を示します。
両者共に和製英語である点も把握しておきましょう。
二つの言葉の意味を理解して、場面に応じて使い分けてください。