この記事では、「おありでしょうか」と「ありますでしょうか」の違いを分かりやすく説明していきます。
「おありでしょうか」とは?
「おありでしょうか」は、「ある物やものごとが存在しているか尋ねる丁寧な表現」です。
相手がこちらの必要とするものを持っているか、何らかの意思を持っているかなどを質問する表現です。
「おありでしょうか」の言葉の使い方
「おありでしょうか」はビジネスで接客用語として使われることが多くなります。
「おあり」の「お」は尊敬語の接頭辞、「あり」は動詞「有る」の連用形で「事物が存在する」「自分のものや付属として持っている」「ある考え・気持ち・感覚などを持っている」という意味、「でしょうか」は丁寧語「です」の未然形「でしょ」、推量の意味の「う」、疑問の意味の終助詞「か」が付いた語、「おありでしょうか」で、「自分のものとして持っているか」「ある考えや気持ちなどを持っているか」の敬語表現になります。
「ある」の敬語表現は「おありになる」「ございます」の2つになります。
「ありますでしょうか」とは?
「ありますでしょうか」は、「ある物やものごとが存在しているか尋ねる、より丁寧な表現」です。
上で紹介した「おありでしょうか」と同じ意味で使われます。
「ありますでしょうか」の言葉の使い方
「ありますでしょうか」はビジネスで接客用語として使われることが多くなります。
ただし、二重敬語で正しい表現ではありません。
丁寧語「ます」に、丁寧語「でしょうか」が付いています。
丁寧に言おうとしてつい使ってしまいがちですが、正しくは「ございますか」、または上で紹介した「おありでしょうか」になります。
「おありでしょうか」と「ありますでしょうか」の違い
「おありでしょうか」は「ある物やものごとが存在しているか尋ねる丁寧な表現」です。
「ありますでしょうか」は「ある物やものごとが存在しているか尋ねる、より丁寧な表現、ただし二重敬語」です。
まとめ
今回は「おありでしょうか」と「ありますでしょうか」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。