「驚天動地」と「天変地異」はどちらも似ている言葉であり、意味の間違いやすい言葉として知られています。
この記事では、「驚天動地」と「天変地異」の違いを分かりやすく説明していきます。
「驚天動地」とは?
「驚天動地」は「きょうてんどうち」と読む言葉であり、世間をあっと驚かせることを表します。
この言葉は白居易作の詩である「李白墓」から作られた言葉であり、四字熟語として色々な場面で使うことが可能です。
この言葉には「天地」が使われていますが、実際に世界自体には変化が起きていません。
「驚天動地」は世間を騒がせている事件や出来事の形容を表す時に使います。
「天変地異」とは?
「天変地異」は「てんぺんちい」と読む言葉であり、天と地に発生する自然現象や災害を示す意味があります。
「天変地異」は非常に大きな自然災害や現象以外にも変わった出来事に対して使うことも可能です。
「天変地異」はこれまでの世界を一瞬にして変容させるものや、超自然的な現象などを表す時にも使います。
「天変地異」は台風や噴火、洪水、地震から、隕石の落下などがあり、どれも地球に多大な影響を与えます。
「驚天動地」と「天変地異」の違い
「驚天動地」は世間をあっと驚かせるような事件や出来事を示す言葉であり、「天変地異」は自然現象や災害などを示す言葉です。
「驚天動地」は人や会社が起こした事件や行動などを表す時にも使うことが可能です。
「驚天動地」の例文
・『朝廷が下した決断は驚天動地なものであり、大きな戦争が起こりました』
・『その会社の倒産は驚天動地なニュースとして号外が作られました』
「天変地異」の例文
・『天変地異によって恐竜が絶滅した説は有力だと思います』
・『魔王の力によって世界は天変地異が発生して、大きな被害を受けました』
まとめ
「驚天動地」は世間を驚かせるような事件や出来事を示す言葉であり、人が起こしたものも含まれます。
「天変地異」は基本的に自然現象や災害を示す時に使います。