「気丈」と「毅然」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「気丈」と「毅然」の違いとは?違い

この記事では、「気丈」「毅然」の違いを分かりやすく説明していきます。

「気丈」とは?

「気丈」とは「気持ち」を意味する「気」「丈夫」を意味する「丈」を組み合わせた言葉です。

意味は、心がしっかりしていること、気持ちをしっかりと保つことです。

「気丈に振舞う」「気丈な人」「気丈に対応する」「気丈さに欠ける」などといった形で使用します。

言い換えれば、「しっかりしている」「しっかり者」「肝っ玉の据わった」「心の強い」などになります。


「毅然」とは?

「毅然」とは、心構えや態度がしっかりしていて動じないことを意味する「毅」と状態を表す言葉「然」を組み合わせた言葉です。

意味は、しっかりした意思を持ち動じないことを意味します。

「毅然とした態度」「毅然とした様子」「毅然たる姿勢」などといった形で使用します。

言い換えれば、「決然」「断固」「きっぱり」などになります。


「気丈」と「毅然」の違い

「気丈」「毅然」の違いを、分かりやすく解説します。

「気丈」「毅然」はどちらも、しっかりとしている様子を表す言葉です。

そのうえで、「気丈」は心や気持ちがしっかりしていることを意味し「毅然」は意志が強く動じないといったようにしっかりとしている態度を意味する言葉になります。

このように、「気丈」は心の強さを意味し「毅然」は心の強さが態度に現れていることを意味する言葉になります。

「気丈」の例文

・『父が亡くなったときに気丈に振舞う母を見て自分も頑張ろうと思いました』
・『気丈な娘が弱音を吐くということは余程のことがあったのだと思われる』

「毅然」の例文

・『終始毅然とした態度で対応する彼はかっこよかったです』
・『私は一歩も引かないつもりで毅然とした姿勢で立ち向かうことを決めました』

まとめ

違いは以上です。

似たような意味を持つ言葉ですが、意味の違いを踏まえ適切に使い分ける必要があります。

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