この記事では、「ヴァンパイア」と「ゾンビ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ヴァンパイア」とは?
「ヴァンパイア」は「吸血鬼」を意味する言葉です。
「吸血鬼」や「搾取する者」、「他人を食いものにする人」、「妖婦」という意味を含める英単語“vampire”に由来する外来語になります。
「ヴァンパイア」は伝説や民間伝承に登場する化け物で、生命の源である血液を吸うと伝えられています。
蘇った死者や不死の存在とも伝えられており、血を吸うことから転じて、他者から不当に利益を搾り取る人間の比喩表現としても用いられているようです。
「ヴァンパイア」の使い方
「ヴァンパイア」は名詞として使われています。
「ゾンビ」とは?
「ゾンビ」は「死体のまま蘇った人間」を指す言葉です。
「ゾンビ」や「生き返らされた死体」、「無気力な人」、「のろま」という意味を含める英単語“zombie”に由来する外来語になります。
「ゾンビ」という言葉の起源はコンゴで信仰されている神「ンザンビ(Nzambi)」が由来とされています。
「ンザンビ」は不思議な力を持つものとされ、人間の他、動物や物などに対しても使われているようです。
この「ンザンビ」がコンゴ出身の奴隷たちを通じて西インド諸島のハイチへと伝わり、「ゾンビ」へと変化しました。
「ゾンビ」の使い方
「ゾンビ」は名詞として使われています。
「ヴァンパイア」と「ゾンビ」の違い
「ヴァンパイア」は「吸血鬼」を指す言葉であり、「ゾンビ」は「死体のまま蘇った人間」を指す言葉になります。
「ヴァンパイア」は血を吸う怪物とされていますが、「ゾンビ」と同じように蘇った死者や不死という性質を持っているケースもあるようです。
対して、「ゾンビ」には血を吸う性質や不死という性質はありません。
したがって、二者はそれぞれ別物の怪物を指す言葉であると解釈できるでしょう。
まとめ
「ヴァンパイア」は「吸血鬼」、「ゾンビ」は「死体のまま蘇った人間」を指す言葉であり、それぞれ別の怪物を指す言葉ということでした。