この記事では、「虚言症」と「虚言癖」の違いを分かりやすく説明していきます。
「虚言症」とは?
「虚言症」は「虚言」。
つまり、嘘を言う症状を意味します。
自分自身の境遇や願望に基づいて空想したりして、現実と混合するような精神疾患を「虚言症」と言います。
「虚言症」の「症」には、病気の性質や状態をいった意味があります。
つまり、「虚言症」とは、嘘をついてしまう病気や性質の状態を意味する言葉になります。
ただし、病気と言っても「虚言症」は正しい医学用語ではありません。
「虚言癖」とは?
「虚言癖」は「虚言」。
つまり、嘘を言う癖を意味します。
読み方は「きょげんへき」。
「癖」とは、無意識に出てしまうような偏った好みや思考。
習慣化していること。
あまり好ましくない言行などと意味します。
「虚言癖」とは無意識に嘘をついてしまう癖。
悪気なく?をついてしまう癖を意味する言葉になります。
「虚言症」と「虚言癖」の違い
「虚言症」と「虚言癖」の違いを、分かりやすく解説します。
「虚言症」と「虚言癖」に大きな違いはありません。
どちらも、嘘をつくことを意味する言葉です。
そのうえで、「虚言症」は嘘をつく症状。
「虚言癖」は?をつく癖といった意味になります。
また、「虚言症」と聞くと正式な病名のように思えますが、実際に「虚言症」といった病名はありません。
ただし、「虚言症」や「虚言癖」を誘発していると言われる病気は存在します。
妄想性パーソナリティ障害や演技性パーソナリティ障害などにより、「虚言症」や「虚言癖」があらわれる可能性もあるため、そのような場合には治療を受けることができます。
「虚言症」の例文
・『私自身、虚言症に悩み苦しんでいます』
・『虚言症に適した治療方法はないかと、いくつもの病院を受診しました』
「虚言癖」の例文
・『彼女には、たちの悪い虚言癖がある』
・『子どもの虚言癖を治したい』
まとめ
以上のことから、「虚言症」と「虚言癖」には大きな違いはありません。