「危ない」と「危うい」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「危ない」と「危うい」の違いとは?違い

この記事では、「危ない」「危うい」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「危ない」とは?

事故に巻き込まれそうになり、怪我に繋がる場面を「危ない」【あぶない】といいます。

例えば、車に危うく轢かれそうになったとき、素早く気づいて避けて危険を回避する場面を指すのです。

また、鞄を振り回していると人に当たって怪我すると思ったとき、「危ない」と注意します。

このように、悪い結果になりそうな場面を回避する必要性があるとき「危ない」と注意するために使う言葉です。


「危うい」とは?

今の状況のままでは悪い結果になってしまいそうであれば「危うい」【あやうい】といいます。

「危ういところで危険を自ら回避した」といえば、もう少しで轢かれそうになる前に避けて難を逃れる状況を表すのです。

「汚染水問題で中国との関係が危うい」といえば深刻な問題により国同士の仲が悪化しそうになる状況を指します。

このように、自分に危険が及びそうになったとき回避しなければならない場面を意味する言葉です。


「危ない」と「危うい」の違い

「危ない」「危うい」の違いを、分かりやすく解説します。

危険な目に遭いそうなとき、人に注意するために使う言葉になるのが口語的な言い方の「危ない」です。

もう一方の「危うい」は文語的であり、今の状態のままでは悪い方向に事が進むと予測される状況で使います。

本当に危険な場面に出くわしたときは「危ない」を使い、このままの状態では悪い方向に向うといった場面で使う言葉です。

「危ない」の例文

・『滑り台の上で子供がふざけ合っている姿を見て、危ないと感じる』
・『包丁で食材を切りながら人と話すのは危ないと思い注意した』

「危うい」の例文

・『このままでは閉店させる必要があるほど危うい状態だ』
・『経営状態が危うい企業と仕事しても共倒れする危険性がある』

まとめ

「危」を使った言葉ですが、「ない」「うい」の違いによって意味が変わってきます。

どういった使い方するか学び、使い込んでみましょう。

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