この記事では、「てきぱき」と「はきはき」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「てきぱき」とは?
無駄がなく、言われた通りに素早く行動してこなす行動を「てきぱき」といいます。
「てきぱきと皿を席に運ぶ」といえば、料理を座っている客に迷い無く配る行為を表すのです。
「てきぱき片付ける」なら自ら進んで椅子を運んだり、部屋をきれいにします。
このように、指示された通り素早く対応して終わらせる行動を指す言葉になるわけです。
「はきはき」とは?
人へ答えを伝えるとき、迷いなく返答することを「はきはき」といいます。
「はきはきと返答する」といった使い方をすれば、人から見て気持ち良いと感じるほどはっきりした声で話すところが好感度を持たれるのです。
その様子は元気にも見えますし、前向きに行動しようと考えて動き、自分なりの意見を考えて伝えるのも一緒に仕事していて良かったと思わせます。
「てきぱき」と「はきはき」の違い
「てきぱき」と「はきはき」の違いを、分かりやすく解説します。
次に何をすればより時間をうまく使い、無駄がない行動ができるか考えて動くことを「てきぱき」といいます。
職場では人より素早く行動する姿が周囲に良い印象を与えるのです。
もう一方の「はきはき」は迷う気持ちがなく、しっかり物事を考えては返答する人の様を表します。
その状態は目を輝かせ、前向きな考えをしっかり言葉にして伝えるのです。
「てきぱき」の例文
・『弟はてきぱきと味噌汁をお椀によそって客に出す』
・『朝からてきぱきと作業をこなす部下が頼りになる』
「はきはき」の例文
・『はきはきと話す女子社員に重要な作業をすべて任せた』
・『言葉をしっかり話せない人に、はきはき話せるように指導した』
まとめ
4つのひらがなで構成された2つの言葉は人の行動を表すものと、話し方について伝えられます。
どのような行動か、話し方のとき使えばいいか把握し、使い分けてみましょう。