「同床異夢」と「呉越同舟」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「同床異夢」と「呉越同舟」の違いとは?違い

この記事では、「同床異夢」「呉越同舟」の違いを分かりやすく説明していきます。

「同床異夢」とは?

同じ床で過ごす人は一応仲間にも似た関係ではありますが、見る夢は異なるといった言葉が「同床異夢」【どうしょういむ】です。

同じ床で過ごしている仲間であっても人によっては夢が違うという意味を含む言葉になります。

このようなところから、考えにも違いがあるので、求める夢も異なってくるのです。

そのため、同じ団体に所属していても、考え方をまとめるのは難しいと分かります。


「呉服同舟」とは?

どうやっても距離が縮まらず、仲が悪い人の関係を「呉服同舟」【ごえつどうしゅう】といいます。

気が合わない仲が悪い人が同じ場所にいても、何か困ったことがあれば力を出し合って協力するというどうにも複雑な状況を想像させる四文字熟語です。

このようなところから、偶然その場に居合わせてしまった仲が悪い人と会いたくないと思うのに、皮肉にも同じ目的に向って協力します。


「同床異夢」と「呉服同舟」の違い

「同床異夢」「呉服同舟」の違いを、分かりやすく解説します。

一緒の部屋で過ごす者であっても、頭に浮かべる考え方に違いがあるため求める夢も異なるという意味で使われている言葉が「同床異夢」です。

もう一方の「呉服同舟」は、同じ場所に心が通わない人達が集まっていますが、いざとなれば協力するという意味で使われているのが「呉服同舟」になります。

同じ場所にいるだけに、問題が起きれば力を合わせて協力するのです。

「同床異夢」の例文

・『職場で一緒に働く上司とは同床異夢の仲になる』
・『集まった者達は同床異夢と思う者ばかりであった』

「呉服同舟」の例文

・『どうやっても心が通じない呉服同舟な者しかいない』
・『色々な考え方の人がいる職場は呉服同舟の集まりといえる』

まとめ

四文字熟語を2つ取り上げましたが、意味が少し異なります。

どのような場面で使えばより意味が通じる言葉になるか学ぶといいでしょう。

違い
違い比較辞典