「総務事務」と「一般事務」はどちらも事務仕事を指す言葉ですが、どのような違いで区別されているのでしょうか。
今回は、「総務事務」と「一般事務」の違いを解説します。
「総務事務」とは?
「総務事務」とは、「組織運営に必要とされる事務作業全般」を指す言葉です。
「総務事務」の使い方
組織を運営する上で欠かせない諸々の仕事を担当する部署を「総務」といいます。
組織で利用する設備の管理や備品の補充、用具の点検や社内ルールの策定など組織活動を支えるいろいろな業務を担当する総務部門の事務作業を「総務事務」といいます。
「総務事務」は良く言えば「縁の下の力持ち」ですが口さがない言い方だと「雑用」に当たる仕事です。
スポットの当たる機会がほとんどない裏方仕事ですが組織とってなくてはならない大切な役割でもあります。
「一般事務」とは?
「一般事務」とは、「オフィスで求められる基本的な事務仕事」を指す言葉です。
「一般事務」の使い方
書類作成や電話応対、パソコンを使ってのデータ入力や連絡業務など特殊な資格や技術を必要としない基本的なオフィスワーク全般を意味します。
特別な能力は必要としないものの実際に高い水準で仕事するにはそれなりの力量が求められます。
「総務事務」と「一般事務」の違い
「総務事務」と「一般事務」の違いは「部署」です。
総務部が担当する事務仕事を「総務事務」といい、総務部以外の事務仕事を「一般事務」といいます。
組織全体に責任を持つ「総務事務」は部署や部門の壁を越えて業務を担当しますが「一般事務」は所属する部署のみが担当範囲です。
「総務事務」の例文
・『職場移動で総務事務を任される』
・『総務事務が優秀だと業務効率が上がる』
「一般事務」の例文
・『一般事務の職員を募集する』
・『一般事務なので特別な技能は求められていない』
まとめ
「総務事務」と「一般事務」は業務内容と部署の違いで区別されます。
同じ事務仕事でも具体的な仕事内容は別物なので違いを理解しておきましょう。
