刀身が細長く尖った剣として有名なものには「レイピア」や「エストック」があります。
この記事では、「レイピア」と「エストック」の違いを分かりやすく説明していきます。
「レイピア」とは?
「レイピア」とは先端が鋭く尖った剣を示す言葉であり、こちらは片手でも使うことが可能です。
「レイピア」はその形状から刺突用の武器として使われることが多く、主に護身用や決闘用に使われました。
「レイピア」の全身となって武器は両手持ちの「エストック」であり、この武器は相手の甲冑下にあるチェインメイルを刺して貫くのが特徴です。
「レイピア」は15世紀ごろからヨーロッパで広まり、後に騎士道精神を表す武器や装飾品ととして扱われました。
「エストック」とは?
「エストック」とは14世紀ごろからヨーロッパで使われた刀剣であり、鎧の下にあるチェインメイルを貫く武器として使われました。
「エストック」のような鎧通しの武器はこの時代様々なものが作られました。
この時代のヨーロッパは鎧の発展により大型の打撃武器が主流となっていましたが、時代が発展すると銃の発明により武器や防具の種類も変化しました。
「レイピア」と「エストック」の違い
「レイピア」は刺突用の武器であり、護身用や決闘用に使われていました。
「エストック」は鎧通しの武器であり、実際の戦いに用いられていました。
「レイピア」の例文
・『装飾品としてのレイピアが展示されています』
・『その麗人はレイピアを装備しており、華麗な剣さばきを見せた』
「エストック」の例文
・『ゲームの宝箱から拾ったエストックは、かなり高い攻撃力を持っていた』
・『鎧を着ながらエストックを振るのはかなりの筋力が必要です』
まとめ
「レイピア」や「エストック」は中世に登場する細長い剣として有名です。
「レイピア」は「エストック」から派生したものという説があります。
「エストック」は鎧通しの武器であり、中世はこれ以外にも様々な剣が作られました。