最近では、日常的に和服を着ている人がかなり少なくなっていますが、その理由の一つ脱いだり着たりが大変であるからです。
そのなかでも最も大変なのが帯を結ぶことです。
帯の結び方にはたくさん種類がありますが、正式なのが「二重太鼓」です。
それでは、この「二重太鼓」とはどういう意味でしょうか。
また、「一重太鼓」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「二重太鼓」と「一重太鼓」の違いを分かりやすく説明していきます。
「二重太鼓」とは?
「二重太鼓」とは、和装で使用される帯の結び方の一つで、「お太鼓」と呼ばれる最もオーソドックスな結び方です。
どの年齢にも合い、どんな場面でも問題なく使用できる結び方になります。
「一重太鼓」とは?
「一重太鼓」とは、和装で使用される帯の結び方の一つで、「お太鼓」の正式な結び方である「二重太鼓」を簡単にしたものです。
結ばれている状態で、横から見ると輪っかになった部分がその名の通り一重の帯になっているので、見分けることができます。
「二重太鼓」と「一重太鼓」の違い
「二重太鼓」と「一重太鼓」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、和装で締められる「お太鼓」と呼ばれる帯の結び方の種類であることは同じですが、その名前の通り、おおきく結び方が違い、それによって使われるシチュエーションが違います。
この2つの違いを最も簡単に述べるならば、太鼓の部分が二重になっているのが、「二重太鼓」であり、それを簡便な一重にしたのが「一重太鼓」ということです。
つまり、「お太鼓」の正式な結び方は「二重太鼓」であり、「一重太鼓」は正式ではない結び方ということになり、結果として冠婚葬祭や式典などにおいては基本的には使用することはできません。
まとめ
この記事では、「二重太鼓」と「一重太鼓」の違いを、解説してきました。
和装の帯に関しては、今回説明した「お太鼓」以外にも角出しや銀座など多くの種類がありますので、機会があれば調べてみるのも面白いでしょう。