この記事では、「ネパール料理」と「インド料理」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「ネパール料理」とは?
主食がインディカ米を水で炊いたものに料理をかけて食べるのが「ネパール料理」【ねぱーるりょうり】といいます。
この米は丸みがある日本のご飯とは違い、粘つきがなく、さらっとした手触りと縦長の形状が個性的です。
国民食としてよく食べられているのがダルバートで、豆という意味があるダルに米といった意味合いのバートを掛け合わせた料理になります。
そこに漬物のアツァールと野菜のタルカリを1つの皿によそって食べるのです。
スープは筍を発酵させて作ったアルタマを、春雨や肉、野菜をふんだんに入れて作った鍋料理のギャコック、鶏肉や玉葱、キノコなどを入れて炒めたチョウミン、ヨーグルトとモッツアレラチーズで作ったズーズーダウがよく食べられています。
「インド料理」とは?
小麦粉を水で練り、焼いたナンを主食すのが「インド料理」【いんどりょうり】です。
落花生の殻のような形をしたもので、所々に焼き色が付いたピザの生地のような味がします。
これを手で食べやすい大きさに千切り、好みのカレーに付けて食べるのが一般的な食べ方です。
ただ、国民は焼きやすく、薄くて千切りやすい円形状のチャパティを主食とする人も多く見られます。
香り豊かなハーブと独特な味を出せるスパイスを色々使ったカレーは有名です。
また、タンドールという釜で焼いたタンドリーチキンや、ビリヤ二、マラサ・ドーサ、チャパティなど味がしっかりした料理や飲み物が揃います。
「ネパール料理」と「インド料理」の違い
「ネパール料理」と「インド料理」の違いを、分かりやすく解説します。
米が主食である「ネパール料理」は野菜と豆をたくさん使った見た目も鮮やかな料理が揃います。
発酵させた筍を使ったり、チーズとヨーグルトといった発酵食品をうまく使ってスイーツを作るなど、消化に良い料理を並べるのが特徴的です。
国民食でもあるカレーは「インド料理」よりもさらっとしていてまるでスープのように粘り気がありません。
また、中国やチベット料理の影響も受けていて、モモの蒸し餃子もよく出されるわけです。
もう一方の「インド料理」のカレーは「ネパール料理」よりも味が濃く、カレーは粘り気があります。
まとめ
独特な味付けの料理が国民のみならず、観光客をも楽しませます。
出す主食や料理の味、見た目などに違いがありますので、異なる点を自分なりに比べてみましょう。