夏に独特な声で鳴く昆虫には「セミ」や「ひぐらし」が有名です。
この記事では、「セミ」と「ひぐらし」の違いを分かりやすく説明していきます。
「セミ」とは?
「セミ」とはカメムシ目(半翅目)、頸吻亜目、セミ上科に分類される昆虫であり、夏場に大きな鳴き声をあげることで有名です。
「セミ」は漢字で「蝉」と書く言葉であり、こちらは夏の季語としても使われています。
「セミ」は熱帯や亜熱帯から、亜寒帯や草原にも生息しており様々な種類が存在します。
「セミ」は卵から幼虫、成虫という不完全変態する虫であり、成虫の時間が短いのが特徴です。
「セミ」は幼虫の時期を地下で暮らす生態しているのですが、この時期は3年から17年と非常に長くなっています。
羽化するタイミングになると土から出てきて成虫になり、短い時間を使って?殖行動します。
「セミ」は色々な種類が存在しますが、鳴き声や時間帯によって種類を判別することが可能です。
都会に生息する「セミ」は比較的夜でも鳴くことが多いのが特徴です。
「ひぐらし」とは?
「ひぐらし」とは「セミ」の一種であり、朝夕に高い声で鳴くのが特徴です。
「ひぐらし」は漢字で「蜩」や「日暮」と書く言葉であり、こちらは秋の季語として使われています。
「ひぐらし」は日本を含む東アジアに生息しており、独特な鳴き声は「カナカナ」と表現します。
「ひぐらし」は日が暮れてきた夕方に鳴くことが多く、このことから名前が付きました。
「ひぐらし」の鳴き声はどこか物悲しい雰囲気があり、このことから俳句や物語でもよく使われています。
「セミ」と「ひぐらし」の違い
「ひぐらし」は「セミ」の一種であり、どちらも長い期間地中で育ち成虫となります。
成虫の期間は短いものとなっており、この期間を使って?殖します。
まとめ
「セミ」や「ひぐらし」は夏に鳴く昆虫であり、夏の風物詩として有名です。
「ひぐらし」は日が暮れる時間帯に鳴くことからこの名前が付きました。
