「答えて」と「応えて」の違いとは?分かりやすく解釈

「答えて」と「応えて」の違いとは?言葉の違い【2語】

この記事では、「答えて」「応えて」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「答えて」とは?

相手からどのようにしたいか質問されたとき、自分の考え方を「答えて」【こたえて】と伝えるわけです。

例えば、「これは何に使いますか」と聞かれたら「勉強するときに使う」と具体的に返答します。

他にも、受付に来た客が商品の使い方に正しく「答えて」と疑問や問題解決を目指すのです。

このように、人からの問いに「答えて」あげるその行為について示します。


「応えて」とは?

相手が「こうして欲しい」と頼まれたとき、行動して受け答えすることを「応えて」【こたえて】と伝えます。

客からの要望に「応えて満足させる」といったように、どのようにすればうまく働きかけに適した応じ方ができるかを考えられるのです。

他にも「期待に部下は応えて動く」といって、いかに上司の依頼を的確に応じられるか表します。


「答えて」と「応えて」の違い

「答えて」「応えて」の違いを、分かりやすく解説します。

問いかけに対して、正しい回答を伝えることを「答えて」といいます。

使い方は「難題に答えてみよう」といかに難しい問題に頭を使って回答するといった場面で使う言葉です。

他には、生徒が配られた解答用紙へ「完璧に答えて100点を目指す」という使い方をします。

もう一方の「応えて」は複数の人の期待や要求に応じたり、消費者が抱える問題を解決するべく「行動して応えてみよう」といったように使うのです。

「答えて」の例文

・『中学2年生の生徒が高校の問題に答えて、見事90点以上とった』
・『疑問に答えて客の人気と信頼を集めた店員が昇格し、店長になった』

「応えて」の例文

・『顧客が求める要望に素早く応えて頑張った部下を褒め称えた』
・『社長の期待に応えて社員は一丸となり、海外進出に乗り出した』

まとめ

同じ読み方する言葉を2つご紹介しましたが、どういった場面ではどちらを使えばよりうまく応対できるか学び、使い分けてみるといいでしょう。