「デコポン」と「いよかん」の違いとは?分かりやすく解釈

「デコポン」と「いよかん」の違いとは?違い

この記事では、「デコポン」「いよかん」の違いを分かりやすく説明します。

「デコポン」とは?

デコポンとは不知火(しらぬい)という柑橘類のうち、一定の基準をクリアしたものをいいます。

糖度は13度以上で、クエン酸が1. 0%以下という基準があります。

デコポンは清見とポンカンを掛け合わせて作られた品種で、ヘタの周りが隆起しているのが特徴になります。

この隆起している部分がデコと呼ばれているのです。

この特性はポンカンに由来しています。

デコポンは手で皮が剥け、ミカンのように内側の袋まで食べられます。


「いよかん」とは?

いよかんとは日本が原産の柑橘類で、漢字では「伊予柑」と書きます。

昔は門穴蜜柑と呼ばれていましたが、現在の愛媛県である伊予で生産されていることから伊予柑という名前になりました。

現在も9割は愛媛県で生産されています。

甘味も強く酸味も強くあり、香りもあるのが特徴になります。

皮はやや厚く、内袋も剥いて食べるのが一般的です。

近年は皮を剥く手間があることから敬遠されるようになっており、収穫量は以前に比べると減っています。


「デコポン」と「いよかん」の違い

いよかんは日本原産の柑橘類で昔から食べられてきましたが、デコポンは比較的最近栽培されるようになった品種です。

甘味が強いのはデコポンの方で、いよかんは甘味もありますが酸味もあります。

デコポンで手で皮が剥けますが、いよかんは皮が厚く手で剥けないことはないものの剥きにくいです。

また、デコポンは内袋まで食べられますが、いよかんは内袋も剥いて食べます。

デコポンの方が食べやすいので、近年はいよかんよりも人気があります。

そのためいよかんは生産量が減少傾向にあり、デコポンは増加傾向にあるようです。

まとめ

デコポンは甘味が強く手で皮が剥ける柑橘類で、いよかんは甘味もありますが酸味もある柑橘類で皮は手で剥きにくいです。

デコポンの方が、いよかんよりも食べやすいといえます。

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