この記事では、「丁度いい」と「調度いい」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「丁度いい」とは?
服の大きさが背丈や腰の太さにぴたりと合うことを「丁度いい」【ちょうどいい】といいます。
靴に自分の足がすっぽり入り、痛みもなく快適に歩けるとき、「丁度いい大きさで気に入った」という言い方をするわけです。
また、待ち合わせ時間に最適と思う時刻を表したり、重くも軽くもない持ちやすい程の数量が「丁度いい具合に揃った」と使います。
「調度いい」とは?
自分が日常的に使って便利だと思う道具を「調度いい」【ちょうどいい】といいます。
対象となるものは着るものを収納する家具や台所で使う鍋や道具を指し、日頃の生活が快適になるという意味で使われている言葉です。
このような生活であると便利だと思うものは「調度いいものを買い揃えた」といって、いかに自分が快適な暮らしができるかを表す言葉になります。
「丁度いい」と「調度いい」の違い
「丁度いい」と「調度いい」の違いを、分かりやすく解説します。
自分の体型にぴたりと合う服や靴、帽子といった身に付けるものを「丁度いい」といいます。
他にも食事するには「丁度いい時刻」と最適な時を表す言葉です。
もう一方の「調度いい」は、身の回りにあると日々の暮らしが快適になるといったものを揃えます。
使い勝手のいい鍋を置けば「調度いい物を揃える」といった言い方をするのです。
このように、使えて便利と感じる家具や台所用品を揃えて、使いやすいので便利と思うものに対していいと感じる気持ちを伝えます。
「丁度いい」の例文
・『駅前の古着屋で購入した服は、丁度いい大きさで着易い』
・『カードとお札を入れるのに丁度いい二つ折り財布を見つけた』
「調度いい」の例文
・『購入した鍋は、丸ごと魚の煮付けを作るのに調度いい』
・『着物を入れるのに調度いい家具を使ってから20年になる』
まとめ
どちらも同じ読み方する言葉ですが、対象となる物に違いがありますので、自分なりにどの言葉を当てはめて使えばいいか比べてみるといいでしょう。