この記事では、「犬歯」と「八重歯」の違いを分かりやすく説明していきます。
「犬歯」とは?
犬歯は、けんしと読むのが正しい読み方です。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、いぬやつまらぬものの例えといった意味の犬の文字に、口内にあり食べ物の咀嚼等を行うための器官等の意味がある歯の文字を、付け加える事により誕生した言葉となっています。
以上の事から犬歯は、切歯と臼歯の間にある歯を示すのです。
「犬歯」の言葉の使い方
犬歯は、切歯と臼歯と呼ばれる歯の間に位置する歯を表現する際に用いられる言葉となっています。
一本だけでなく、上下一対、左右という形で合計4本ある歯を、犬歯と呼んでいるのです。
「八重歯」とは?
八重歯は、やえばと読むのが正解な言葉となっています。
漢字で書かれたこの言葉を見れば分かる事ですが、数多く重なっている事等の意味を持つ八重の漢字に、はや年齢といった意味を所有する歯の漢字を付け足す事で成立した言葉です。
だからこそ八重歯は、正常の歯列から外れて、重なる様な形で生えて来る歯を表します。
「八重歯」の言葉の使い方
八重歯は、他の歯に重なって見える形で生えてしまった歯を意味する言葉として使われているのです。
特に犬歯に起こってしまう事が多く、正常な歯列ではないため、口が閉じ難いといった問題が生じる事もあったりします。
「犬歯」と「八重歯」の違い
犬歯と八重歯の漢字表記を見比べれば、犬と八重という漢字の違いに気付けるものです。
所が最後は同じ歯の漢字が使われており、どちらも文字通り、歯に関連した言葉となっています。
ただし犬歯は、切歯と臼歯の間に存在する歯を指し示す言葉です。
一方の八重歯は、正常な歯列から外れる形で、他の歯に重なる様に生えてしまう歯を表します。
まとめ
2つの言葉は共に、歯という漢字が使用されている事でも分かる様に、歯に関する言葉です。
とはいえ他の漢字が違う事で、示す意味合いには相違点が生じています。
ちなみに犬歯は、切歯と臼歯の間にある歯を示す言葉として用いられているのです。
対する八重歯は、正常な歯列から外れ他の歯と重なる様に見える形で、生えてしまう歯に使われる言葉となっています。