「絶食」と「欠食」の違いとは?分かりやすく解釈

「絶食」と「欠食」の違いとは?違い

この記事では、「絶食」【ぜっしょく】と「欠食」【けっしょく】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「絶食」とは?意味

病気にかかった病人があえて食べないことで、今の悪化した体調を整えるために行うのが「絶食」【ぜっしょく】です。

手術した後、水以外に食べないことで内臓に溜まったものを一度きれいな状態にするわけです。

まったく食べない日数はその人の病気や体調によって医師が決めるので、安全に行われます。

宗教上、一定の期間食べない状況を作り出し、身も心も清めるために行われることもあるのが「絶食」です。


「欠食」とは?意味

仕事や運動するときにあえて食事しないことを「欠食」【けっしょく】といいます。

仕事が終わらないので昼食を抜いたり、夜遅くに帰ってきたため作るのも面倒と考えて夕食を食べずに寝てしまうときに使う言葉です。

前から食事を抜こうと予定して食べないのではなく、お金がないとか、食べている時間がないといった理由で食べない状況になります。


「絶食」と「欠食」の違い

「絶食」「欠食」の違いを、分かりやすく解説します。

決められた期間だけ食べ物を口にしないことを「絶食」といい、健康促進をはかるのです。

病気の人に行われるものですが、最近は美容のためにあえて食べないか、炭水化物だけ食べずに摂取を絶ち、痩せて若々しい見た目を保つように取り入れられています。

もう一方の「欠食」は仕事で時間がない、貧困のために満足な食事がとれない状況を表す言葉です。

「絶食」の例文

・『入院患者の内臓を浄化するため、1週間絶食させた』
・『絶食すると痩せたので、可愛い服が似合うようになった』

「欠食」の例文

・『本当は昼食を食べたいが、お金がないので欠食するしかない』
・『朝ご飯を抜いて欠食すると、朝から疲労感が残ってしまう』

まとめ

意味があってあえて食べないことを意味する言葉と、お金や時間がないので食事ができないという行為を表すといった違いがありますので、状況に応じてうまく使い分けてみるといいでしょう。

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