「現職」と「在職」の違いとは?分かりやすく解釈

「現職」と「在職」の違いとは?違い

この記事では、「現職」「在職」の違いを分かりやすく説明していきます。

「現職(げんしょく)」とは?

「現職」とは、「現時点である職務に就いていること」「現時点で就いている職業や職務」という意味を指す言葉です。


「現職」の使い方

「現職」は名詞として使われています。


「在職(ざいしょく)」とは?

「在職」とは、「ある職務に就いていること」を意味する言葉です。

「在職」の使い方

「在職」は名詞としてや、動詞として「在職する」というように使われています。

「現職」と「在職」の違い

「現職」「現時点やその時点で、ある職務に就いていること」という意味を表すのに対して、「在職」は単に「ある職務に就いていること」という意味を表します。

したがって、「在職」「(その職に就いてから現時点まで)在職○○年」という表現を用いることができますが、「現時点」に限定される「現職」「現職○○年」という表現を用いることはできません。

「現職」の例文

・『現職の政治家による不祥事が続発している』
・『現職の首相が選挙の結果、落選することになった』
・『彼は家族の事情で、現職を辞せざるを得なくなった』
・『市長選には現職に加えて、複数の新人が立候補した』

「在職」の例文

・『私は今の会社に新卒で入って、そこから20年在職している』
・『この会社員は在職中に資金を横領してしまい逮捕されてしまった』
・『在職老齢年金制度は働きながら受給できるのが特徴の福祉制度である』
・『在職2年の閣僚による、歴代首相の評価と功績を論じたコラムが掲載された』

まとめ

「現職」とは、「現時点である職務に就いていること」「現時点で就いている職業や職務」という意味を指す言葉です。

「在職」とは、「ある職務に就いていること」を意味する言葉です。

「現職」は「現時点やその時点で、ある職務に就いていること」という意味を表すのに対して、「在職」は単に「ある職務に就いていること」という意味を表します。

違い
違い比較辞典