「所蔵」と「蔵書」の違いとは?分かりやすく解釈

「所蔵」と「蔵書」の違いとは?違い

「所蔵」「蔵書」は似たような意味で使われる言葉ですが、どのような意味の違いがあるのでしょうか。

今回は、「所蔵」「蔵書」の違いを解説します。

「所蔵」とは?

「所蔵」とは、「所有物してしまっておくこと」を意味する言葉です。


「所蔵」の使い方

持ち物として持っているものが表に出されずしまい込まれているときに用いる表現です。

一般的には美術品など価値の高いものに対して用いられる表現で、破損したり汚れたりしないよう大切にしまい込んで所有するさまを表します。

本来は蔵の中に入れておくような厳重にしまい込んでおく様子を表す言葉ですが、きちんと管理し保管を徹底した上で公開している美術館の美術品は表に出されている展示品であっても「所蔵」と表現します。


「蔵書」とは?

「蔵書」とは、「所有している書物」を指す言葉です。

「蔵書」の使い方

個人や団体などが持っている本や雑誌などの書物を指します。

個人が持つ書物のほか一般的には図書館が所有している書物を表す時に使う言葉です。

本来はしまいこんである書物を指す言葉ですが保管状態に関わらず所有物しての書物を指す意味で使われることが多く、部屋に山積みにされている書物でも「所蔵」と表現します。

「所蔵」と「蔵書」の違い

保管のためにしまいこんで所有するのが「所蔵」、所有されている書物が「蔵書」という違いで区別されます。

「所蔵」は行動を表す言葉なので「所蔵する」と動詞化できますが、「蔵書」は所有されている書物という物品を意味する言葉なので動詞にならないという違いもあります。

所蔵されている物品のことを所蔵品といいますが、所蔵品としての書物を表す言葉が「蔵書」です。

「所蔵」の例文

・『国立博物館には多数の国宝が所蔵されている』
・『所蔵する美術品の中から銘品を見せてもらう』

「蔵書」の例文

・『蔵書の数は1万冊を超える』
・『図書館で蔵書点検が行われた』

まとめ

「所蔵」「蔵書」は似たような場面で使われる言葉ですが意味は全く異なります。

言葉の意味を正しく理解し混同しないよう注意して使いましょう。

違い
違い比較辞典