機関車の「SL」と「DL」の違いとは?分かりやすく解釈

「SL」と「DL」の違いとは?違い

この記事では、「SL」「DL」の違いを分かりやすく説明していきます。

「SL」とは?

「SL(エスエル)」とは「蒸気機関車」のことです。

「SL」という名称は“Steam Locomotive”のイニシャルをとった略称であり、ほか「汽車(きしゃ)」とも呼ばれています。

「SL」の歴史は1802年に高圧蒸気機関を台車に載せたものが始まりと言われています。

「蒸気機関車」の名を冠するように、「SL」の動力源は湯を沸かすことで発生させた「蒸気」です。

耐用寿命が長く、延命も容易であり、インドの世界遺産である「ダージリン・ヒマラヤ鉄道」で使用されている「SL」は最古のものでは110年にもわたって稼働しているのです。

また、一時的な過負荷で故障してしまうことが少ないため、戦場で利用される軍用鉄道ではこれらが利点とされています。

反面、後述する「DL(ディーゼル機関車)」に比べると、牽引力が弱く、燃費効率も悪い、高速運転ができないなどのデメリットも持っています。


「DL」とは?

「DL」とは「ディーゼル機関車」のことであり、「DL」という名称は“Diesel Locomotive”のイニシャルをとった略称です。

「ディーゼル機関」の名を関するように、「DL」の動力源は「ディーゼルエンジン」になります。

「DL」の歴史は1912年にドイツが最初の「DL」を製作したことが始まりと言われています。

そこから幾度もの試行錯誤が施され、今現在でもコンピューター技術などを取り入れた改良が試みられているのです。


「SL」と「DL」の違い

「SL」とは“Steam Locomotive”の略称であり、「蒸気」を動力源に走行する「蒸気機関車」のことを指します。

対して、「DL」とは“Diesel Locomotive”の略称であり、こちらは「ディーゼルエンジン」を動力源に走行する「ディーゼル機関車」のことを指します。

まとめ

「SL(エスエル)」とは「蒸気機関車」のことです。

「DL」とは「ディーゼル機関車」のことです。

「SL」は動力源に「蒸気」を、「DL」「ディーゼルエンジン」が用いられています。

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