「気配」と「雰囲気」の違いとは?分かりやすく解釈

「気配」と「雰囲気」の違いとは?違い

この記事では、「気配」【けはい】と「雰囲気」【ふんいき】の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。

「気配」とは?意味

実際に、そこに人はいないというのに、どこかいるような感じがすることを「気配」【けはい】といいます。

例えば、目には見えないはずの幽霊がいそうな気配を感じる人は、恐怖で寒気がしてじっとしていられないと思うわけです。

また、人が自分の方に近づいてくる感じがするときや、これから悪いことが起きそうなとき何かが起こる「気配」を感じて落ち着かなくなることもあります。

主に、はっきりとは姿や状況が見えなくても、なんとなく五感で感じるとき人の足音や息遣いを感じ取るのです。


「雰囲気」とは?意味

その人が持つ個性や魅力を感じさせると思うその独特な空気感を「雰囲気」【ふんいき】といいます。

例えば、人が楽しいと感じるとき、表情や態度からその楽しさが溢れ出るといったときや、悲しいことが起きたときや、落ち込んだ気持ちで悲壮感に包まれている人から漂う空気を「雰囲気」というわけです。

元々は「大気」を意味する「雰」に人の気持ちを表す「気」を掛け合わせた言葉であり、その人から漂う「気配」を意味しています。


「気配」と「雰囲気」の違い

「気配」「雰囲気」の違いを、分かりやすく解説します。

目には見えなくても、誰かがいるように感じる、どこからともなく人が来る感じがするといった感覚が「気配」です。

定かではなく、なんとなく五感で感じる気を意味していて、その「気配」から予想していた人物や生き物が現れたとき、自分には感じる感覚が研ぎ澄まされているか知ることになるのです。

もう一方の「雰囲気」は、自分の感情が表にいつの間にか表れる空気感を表すとき使われています。

「気配」の例文

・『職場にひとりでいると、人の気配がして振り向いたが誰もいなかった』
・『玄関から気配がするので目を向ければ、弟が私をジッと見て立っていた』

「雰囲気」の例文

・『紹介された女性は、どこか清楚で穏やかな雰囲気がする』
・『雰囲気が悪くなったので、予定よりも早くお見合いを切り上げた』

まとめ

空気感は人の個性や内面が表れるものであり、人を魅了したり、アピールできるものになります。

五感が鋭いところは人から尊敬されることにもなりますので、自分なりにうまく使いこなせるよう日頃から向き合ってみるといいでしょう。

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