この記事では、「ヒグマ」と「グリズリー」と「ツキノワグマ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ヒグマ」とは?
「ヒグマ」は「羆」と漢字表記します。
「ヒグマ」は、「クマ科の哺乳類」という意味があります。
ヨーロッパからアジア、北アメリカに分布しています。
体長は2mほどと、とても大きな哺乳類になります。
体色が灰褐色や赤褐色と、色の変化が多いため、地方によって、「アカグマ」、「ハイイログマ」などと呼ばれることになります。
ちなみに、北海道に住んでいる「ヒグマ」は「亜種エゾヒグマ」となります。
「ヒグマ」の言葉の使い方
街に大きな「ヒグマ」が登場すると、パニック状態になります。
このような場合は、「ヒグマが街に出没し、一時パニックとなった」などという文章を作ることができます。
「グリズリー」とは?
「グリズリー」は「grizzly」と英語表記します。
「グリズリー」は、「北アメリカ北部に住むハイイログマ」のことを指します。
「ハイイログマ」は、「ヒグマ」の色違いで、亜種となります。
北海道に生息する「亜種エゾヒグマ」と近縁の「ヒグマ」です。
別名は「アメリカヒグマ」と呼ばれていて、アメリカ北部の、特に内陸に住む「ハイイログマ」を「グリズリー」と呼ぶ傾向があります。
「グリズリー」の言葉の使い方
北アメリカの国立公園で、巨大な「グリズリー」が見つかった場合、「北アメリカの国立公園で、巨大なグリズリーが発見されました」などというニュースになるかもしれません。
「ツキノワグマ」とは
「ツキノワグマ」は「月輪熊」と漢字表記します。
「ツキノワグマ」は、「クマ科の哺乳類」になります。
体毛は黒く、胸の上部に、三日月の形をした白い班があるのが特徴となります。
中国や朝鮮、日本に生息しています。
日本にいる「ツキノワグマ」は、亜種で、「二ホンツキノワグマ」と呼ばれています。
「ツキノワグマ」の言葉の使い方
登山などをしていると、「ツキノワグマ」に出会うことがあります。
もし遭遇すると危険なため、クマ避けの鈴を持ち歩くよう推奨されます。
このような場面は「ツキノワグマに遭わないよう、クマ避けの鈴を持ち歩く」などという文章を作ることができます。
「ヒグマ」と「グリズリー」と「ツキノワグマ」の違い
「ヒグマ」は、「クマ科の哺乳類」という意味があります。
「グリズリー」は、「北アメリカ北部に住むハイイログマ」という意味があります。
さらに「ツキノワグマ」は、「クマ科の哺乳類」になります。
このように、3つの言葉は、それぞれ「クマ」のことを意味しているという共通点があります。
ただし、「ヒグマ」と「グリズリー」は似た種類のクマなのに対して、「ツキノワグマ」は、まるで違う種類のクマになります。
また、「ヒグマ」という種類の中に、「グリズリー」が含まれるため、「ヒグマ」の中でも、北アメリカに生息するものだけを「グリズリー」と呼ぶようにしましょう。
まとめ
「ヒグマ」と「グリズリー」と「ツキノワグマ」の違いについて見てきました。
3つの言葉には、明確な意味の違いがありました。