「豆板醤」と「甜麺醤」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「豆板醤」と「甜麺醤」の違いとは?言葉の違い【3語】

「豆板醤」「甜麺醤」はいずれも料理に関係する言葉ですが、意味が異なるため混同せず区別して覚える必要があります。

この記事では、「豆板醤」「甜麺醤」の違いを分かりやすく説明していきます。

「豆板醤」とは?

「豆板醤」「トウバンジャン」と読む言葉で、「ソラマメや唐辛子、塩などを発酵させた辛い味の味噌」を意味します。

「中華料理の調味料の一種」で、ピリッとした辛さがあり、特に四川料理で多く使われる発酵調味料です。


「甜麺醤」とは?

「テンメンジャン」と読む「甜麺醤」は、「中華料理の調味料のひとつで、小麦粉を発酵させた甘い味噌」を意味する言葉です。

甘くややしょっぱい味がするのが特徴で、中国の主に北エリアで使用されている調味料です。


「豆板醤」と「甜麺醤」の違い

「豆板醤」「甜麺醤」「中華料理で使用される味噌」という共通点がありますが、次のような違いがあります。

「豆板醤」「ソラマメや唐辛子」が主な原料で、ヒリヒリするような辛味を持つのが特徴です。

唐辛子が使われていることから見た目も赤みを帯びたオレンジ色で、唐辛子特有のツンとした香りがします。

中国の四川省で誕生したことから四川料理には欠かせない調味料といわれ、「麻婆豆腐」「担々麺」「バンバンジー」「エビのチリソース」などのメニューに使用されています。

一方、「甜麺醤」の主原料は「小麦粉」で、辛味はなく甘くてややしょっぱい味がするのが特徴的です。

茶褐色で日本の味噌と似た見た目をしており、「北京ダック」につける味噌としても有名です。

また、加熱すると風味がアップするため「回鍋肉」「ジャージャー麺」などに使われるほか、「麻婆豆腐の隠し味」として使用されることもあります。

まとめ

「豆板醤」「ソラマメや唐辛子、塩などを発酵させた辛い中華調味料」を示し、「甜麺醤」「小麦粉を発酵させた甘じょっぱい中華調味料」を示します。

双方を用いる料理についてもチェックしておきましょう。

ぜひ参考にして、調味料に関する言葉の知識を深めてください。