「法律」と「政策」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「法律」と「政策」の違いとは?言葉の違い【3語】

この記事では、「法律」「政策」の違いを分かりやすく説明していきます。

「法律」とは?

「法律」とは国会が定めたルールです。

人がそれぞれ自分の好き勝手に行動しているとめちゃくちゃになってしまいます。

なので多くの人が問題なく幸せに暮らせるよう、こういうことはしてはいけません、逆にこういうことはちゃんと実行してくださいというルールを決める必要があり、それらのルールが「法律」です。

この法律に定められたことに違反することが所謂犯罪であり、違反すると罰を受けることになります。


「政策」とは?

「政策」とは政治を執り行う団体が掲げる方針や、実際に行う方策です。

政治というのはその場その場で都合よく考えて執り行うと、より混乱を招く結果になりかねません。

なのでこういう方針で政治を進めますという方針を決めて執り行うのが基本であり、そういった政治的な方向性や、それに従ってどのような方法で国や地域を治めるかの方策が政策です。

政治団体としてどのように動くかという決定を公言したものなので、そういった団体に所属していない人がそれに従う必要はありません。


「法律」と「政策」の違い

「法律」「政策」の違いを、分かりやすく解説します。

その国の現行ルールが「法律」で、政治を執り行う団体がどのように動くかという方針が「政策」です。

「法律」はその国に住んでいる人はもちろん、旅行などで一時的に滞在している人も含めて、その国にいる人全員が従う必要があります。

しかし「政策」はその組織がどのように活動するかという決定なので、その組織に所属していなければ従う必要はありません。

まとめ

「法律」は国としてのルールであり、「政策」は政治団体としてのルールと考えると違いがわかりやすいでしょう。

その国にいるなら誰であってもその国の「法律」は守らないといけないので、その国で政治を行う団体の活動方針である「政策」も、必然的に法律の範囲内でどういったことをするかが決められます。