この記事では、「八つ頭」と「セレベス」の違いを分かりやすく説明していきます。
「八つ頭」とは?
里芋の一種で、親芋と子芋が分球せず、1つの塊となっている芋を意味する言葉です。
「八つ頭」は、その名の通り、まるで八つの頭が集まったように見えることから名付けられました。
とりわけ、関東地方で栽培されており、おせち料理の煮しめなどに用いられることが多いと言えます。
また、「八つ頭」は、その形状から、縁起が良いとされ、「末広がり」や「出世」を象徴する食材として正月に食べられる習慣があります。
里芋と比較すると、身がしっかりしており、煮崩れしにくく、ほくほくした食感が特徴的です。
「セレベス」とは?
東南アジア原産のサトイモ科の植物を意味する言葉です。
とりわけ、インドネシアのセレベス島が原産地とされています。
日本では古くから栽培されており、煮物や味噌汁などの和食料理に使用されます。
「セレベス」は、赤い芽と茎が特徴的です。
また、「セレベス」の親芋は大きな球形から長球形で、子芋は球形からふっくらとしたしずく形をしています。
中の肉質はサトイモ特有のヌメリが少なく、粉質系でホックリした食感を楽しめます。
「八つ頭」と「セレベス」の違い
「八つ頭」と「セレベス」の違いを、分かりやすく解説します。
「八つ頭」と「セレベス」は、どちらも芋類の食材を意味する言葉ですが、それぞれに違いがあります。
「八つ頭」は、八つに分かれた頭を持つ芋のことです。
この形状は土の中で均等に栄養を吸収しやすくするために進化したものだとされます。
その一方で、「セレベス」とは、インドネシアのセレベス島原産の芋のことです。
大きな塊であることと、独特の甘みと風味を持っていることが特徴として挙げられます。
このように、「八つ頭」と「セレベス」は、それぞれ異なる特性を持ち、料理においてもその特性が活かされることが多いものだと考えられます。
まとめ
「八つ頭」と「セレベス」は、どちらも芋を意味する言葉ですが、それぞれ異なる特徴をもちます。
好みや用途に合わせて、適したものを選んでみましょう。
