この記事では、「片手間」と「いい加減」の違いを分かりやすく説明していきます。
「片手間」とは?
「本来の仕事や用事とは別に、余った時間や手間で行うこと」を意味する言葉です。
「片手間」は中立的な表現で、良い意味でも悪い意味でもありません。
ただし、「片手間にやる」というと、「本気でやらない」「手を抜く」というネガティブなニュアンスになります。
「いい加減」とは?
元々「程度が程よいこと」を意味する言葉です。
「いい加減」はポジティブな表現で、適度であることを表します。
しかし、「いい加減」は「物事に対して大雑把で投げやりなさま」や「かなり、とても」という意味でも使われます。
また、「いい加減」はネガティブな表現で、不十分であることや不満であることを表します。
「片手間」と「いい加減」の違い
「片手間」と「いい加減」の違いを、分かりやすく解説します。
「片手間」は「余った時間や手間で行うこと」を表し、「いい加減」は「程度が程よいこと」や「物事に対して大雑把で投げやりなさま」や「かなり、とても」を表します。
このように、「片手間」は中立的な表現であるのに対して、「いい加減」はポジティブな表現やネガティブな表現になることがあります。
使う場面や文脈によって、意味が変わることに注意しましょう。
「片手間」の例文
・『彼は食事の片手間に、英単語学習する』
・『彼はいつもスマホ操作の片手間のように、彼女の話を効く』
「いい加減」の例文
・『彼はいつもいい加減なことばかり言うので、彼女も愛想を尽かした』
・『彼女は時間にいい加減な人なので、友人たちは、集合時間を早めに言うことにした』
まとめ
「片手間」とは、本業の合間にほかのことをすることや、本来の仕事の余暇を表す言葉です。
適度や程度が良いという意味もあります。
その一方で、「いい加減」とは、徹底しないことや不十分なことを表す言葉です。
かなりやとてもという意味もあります。
それぞれの言葉を正しく使い分けるように注意しましょう。