この記事では、「仕事を任せる」と「委託」の違いを分かりやすく説明していきます。
「仕事を任せる」とは?
「仕事を任せる」とは、自分の仕事を同僚や部下などに委ねること、託すこと、投げることを意味します。
自分自身が行うべき仕事に対し、その仕事を他の者にやってもらうことを「仕事を任せる」。
また、部下に一人でやり遂げることができるように好きにさせることも「仕事を任せる」と言います。
他の言葉に言い替えると、「仕事を投げる」や「仕事を人任せにする」「仕事を頼む」「仕事を委ねる」などになります。
「委託」とは?
「委託」とは、人に頼んで代わりにやってもらうことを意味しますが、一般的には外部の会社や外部の人に仕事を託すことを意味します。
「委託会社」や「委託業者」「委託業務」などといった言葉があり、これらは委託を請負う会社などを意味します。
他の言葉に言い替えると、「嘱託」「属託」「依頼する」「外注」「委任」などになります。
「仕事を任せる」と「委託」の違い
「仕事を任せる」と「委託」の違いを、分かりやすく解説します。
「仕事を任せる」と「委託」のどちらも、他の者に仕事をお願いすることを意味します。
そのうえで、「仕事を任せる」は基本的に社内間で用いられる言葉で、同僚や部下に自分が担当している仕事を託すことを意味します。
一方、「委託」の場合は外部に仕事をお願いすることを意味します。
このように、「委託」も大きな意味で言えば「仕事を任せる」ことを意味しますが、実際に使用する際には以上のような違いがある2つの言葉になります。
「仕事を任せる」の例文
・『部下の成長も必要だと思い、彼に仕事を任せることにした』
・『やっと、社員に仕事を任せることができるようになった』
「委託」の例文
・『社内だけでは間に合わないため、外部に委託することにした』
・『弊社は国から委託された業務を主に行っています』
まとめ
同じような意味を持つ言葉でも、社内で用いられる言葉なのか。
それとも、社外に対し用いられる言葉なのか。
この点に違いがあります。
