この記事では、「タイムロス」と「手間取られる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「タイムロス」とは?
英語の“time+loss”からできた和製英語で、時間を無駄にすることや余計な時間がかかることを指します。
例えば、交通渋滞や機械の故障などで予定よりも時間が遅れる場合に「タイムロスが生じた」と言います。
「手間取られる」とは?
物事を実施するのに必要な時間が多くなることや思ったよりも時間がかかることを指します。
例えば、難しい問題を解くときや細かい作業するときに「手間取られる」と言います。
「タイムロス」と「手間取られる」の違い
「タイムロス」と「手間取られる」の違いを、分かりやすく解説します。
「タイムロス」と「手間取られる」は似た意味の言葉ですが、使い方に違いがあります。
「タイムロス」は、時間が無駄になることや、時間を浪費することを表します。
日常的に用いられることが多い言葉で、「30分ほどのタイムロスが生じた」などといった形で使用します。
その一方で、「手間取られる」は、物事を実施するのに必要な時間が多いことや、思ったより時間がかかることを表します。
主に予定や計画に影響する場合に使われる言葉で、「道が混んでいて手間取られた」や「作業が難しくて手間取られる」などといった形で使用します。
「タイムロス」の例文
・『プレゼンの準備にタイムロスしないように、事前に資料を整理しておいた』
・『タイムロスを防ぐために、早めに空港に着いた』
「手間取られる」の例文
・『誰かの都合で手間取られることは嫌いだ』
・『課題が難しくて手間取られて、締め切りに間に合わなかった』
まとめ
「タイムロス」と「手間取られる」の違いは、前者は時間の無駄や損失を強調する言葉で、後者は時間のかかり具合や遅れを強調する言葉であるということです。
また、「タイムロス」は日常的に用いられることが多い言葉で、「手間取られる」は比較的堅い言葉であるということもあります。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるようにしましょう。