この記事では、「どのくらい」と「どれ程」の違いを分かりやすく説明していきます。
「どのくらい」とは?
数えられないものや、他との比較で成り立つものに対して使われることが多く、「どれ程」は、数えられるものや、選択肢の中から一つを指すものに対して使われることがあります。
また、「どのくらい」は硬い表現で使用します。
そのため、公式な場面では「どのくらい」を使うと良いでしょう。
例えば、「どのくらいの予算が必要ですか」という質問は、「どれ程の予算が必要ですか」というよりも丁寧だと考えられます。
「どれ程」とは?
数や量が客観的に数えられるものに使われることがあります。
「どれ程」は「〜のような最低限のこと・軽いこと・大したことのないこと」という軽視の意味でも使われますが、「どのくらい」にはその意味はありません。
例えば、「忙しいのはわかるけど、メールをるくらいしてください」という文は、「メールする」ということを軽く見ていることを表します。
「どのくらい」と「どれ程」の違い
「どのくらい」と「どれ程」の違いを、分かりやすく解説します。
「どのくらい」と「どれ程」という言葉の意味の違いは、対象となるものの数や量が客観的に数えられるかどうか、あるいは他との比較や選択の中にあるかどうかによって異なります。
ただし、この違いは細かいものなので、実際にはほとんど同じ意味で使われていることが多いと考えられます。
「どのくらい」の例文
・『今日はどのくらい寒いですか』
・『あの人はどのくらい日本語が話せるのですか』
「どれ程」の例文
・『この問題はどれ程の難易度ですか』
・『あなたはどれ程の時間を勉強に費やしていますか』
まとめ
「どのくらい」と「どれ程」は、どちらも「どの程度」という意味で使われますが、少しニュアンスが違います。
一般的に、「どのくらい」は数えられないものや他との比較で成り立っているものに使われることが多く、「どれ程」は数や量が客観的に数えられるものに使われることが多いと考えられます。
