この記事では、「多分」と「きっと」の違いを分かりやすく説明していきます。
「多分」とは?
「多分」とは、ある事柄についての推量を表す言葉です。
言い換えれば、「おそらく」や「大方」、「たいてい」などと同じです。
確信がない場合や可能性の高いことに対し用いられる言葉で、「多分、大丈夫」や「多分、晴れるだろう」などといった形で使用します。
基本的にかなりの確率でそうなることを意味する「多分」。
100%ではないものの、高確率でそのようになる際に「多分」を使用します。
「きっと」とは?
「きっと」とは、話し手の決意や確信、また強い要望などを表す言葉です。
言い換えれば、「確かに」や「必ず」、「絶対に」、「間違いなく」などと同じです。
「きっと」の場合、「必ず」といったように自分自身の期待や願望がこもった言葉です。
そのため、期待を込め用いられることが多い言葉になります。
例えば、「きっと、大丈夫」の場合は、大丈夫ということに対し期待が込められていることになります。
「多分」と「きっと」の違い
「多分」と「きっと」の違いを、分かりやすく解説します。
「多分」も「きっと」も類語関係にある言葉になります。
どちらも、ある物事についての推量・推測を意味する言葉です。
ただし、そのうえで、「多分」は、確かではないものの可能性が高いことを意味し、「きっと」は強い願望を表す言葉といった違いがあります。
つまり、「多分、大丈夫」は、かなり高い確率で大丈夫なことを意味し、「きっと、大丈夫」は、期待を込めた大丈夫になります。
「多分」の例文
・『明日なら、多分予定通りお伺いすることができると思います』
・『優しい彼女なら、この程度のことは多分許してくれると思います』
「きっと」の例文
・『母からの「きっと大丈夫」という言葉は受験当日の大きな励みになりました』
・『きっと夢は叶えられると信じ今まで努力してきました』
まとめ
「多分」と「きっと」は近い意味を持つ言葉ですが、以上のように微妙な違いのある言葉になります。