この記事では、「入れ違い」と「一足違い」の違いを分かりやすく説明していきます。
「入れ違い」とは?
「入れ違い」とは、一方が出た後すぐに他方が入ることです。
また、「入れ違い」には間違って入れることといった意味もあります。
例えば、「父と入れ違いで母が帰ってきました」の場合、父親が出て行った後すぐに母親が帰宅したことを意味します。
また、「商品の入れ違いが発生した」の場合、商品を間違って入れてしまったことを意味します。
「すれ違い」や「テレコ」「あべこべ」などが「入れ違い」の類語になります。
「一足違い」とは?
「一足違い」とは、ほんのわずかな時間のずれを意味します。
例えば、「一足違いで間に合わなかった」の場合、ほんのわずかな時間の差で間に合うことができなかったことを意味します。
また、「一足違いで母は仕事に行ってしまった」の場合は、母親の出勤時間にほんの少しだけ間に合うことができなかったことを意味します。
「タッチの差で」や「一瞬遅かった」「すれ違い」「行き違い」などが「一足違い」の類語になります。
「入れ違い」と「一足違い」の違い
「入れ違い」と「一足違い」の違いを、分かりやすく解説します。
「入れ違い」には、一方が出た後ですぐに他方が入るといった意味があります。
一方、「一足違い」には、ほんのわずかな時間のずれといった意味しかなく出入りを示す意味はありません。
とは言っても、似たような意味を持つ言葉となり、例えば、「父と入れ違いで母が帰ってきました」を「父が出て行ったあと一足違いで母が帰ってきました」と表現することが可能です。
「入れ違い」の例文
・『姉と同じ高校に入れ違いで入学することが決まりました』
・『商品の入れ違いが発生し大変でした』
「一足違い」の例文
・『一足違いで電車が出発してしまいました』
・『一足違いで先輩の出発を見送ることができず後悔しました』
まとめ
「入れ違い」と「一足違い」は類語関係にあると言え、表現方法を変えることで同じ意味を持つ文章を作ることができる言葉になります。