この記事では、「お借りします」と「お借りさせていただきます」の違いを分かりやすく説明していきます。
「お借りします」とは?
「お借りします」は、「相手のものを一時的に自分のものとして使わせてもらうことを伝える丁寧な表現」です。
相手が所有しているものを使うことだけではなく、知識や技術などを提供してもらうことも含まれます。
「お借りします」の言葉の使い方
「お借りします」はビジネスだけではなく、日常でも使われます。
「お借り」の「お」は謙譲語の接頭辞、「借り」は動詞「借りる」の連用形で、「後に返すことを前提に、相手が所有するものを、一時的に自分のものとして使うこと」という意味、「します」の「し」は動詞「する」の連用形、「ます」は丁寧語、全体で「借りる」の敬語表現になります。
短い文章ですが、「お〜する」で謙譲語の文型ですので、目上の人や社外の人に使えます。
「お借りさせていただきます」とは?
「お借りさせていただきます」は、「相手のものを一時的に使わせてもらうことの、非常にへりくだった表現」です。
上で紹介した「お借りします」と同じ意味ですが、こちらは過剰敬語になります。
「お借りさせていただきます」の言葉の使い方
「お借りさせていただきます」は、ビジネスで丁寧に言おうとする時に使われます。
「させていただく」は、「相手の許可が必要な場合」「自分にメリットがある場合」に使える言葉で、この場合、相手のものを使うのに許可が必要ではありますが、「お〜させていただく」は非常にまわりくどい表現です。
上で紹介した「お借りします」か、「貸す」という言葉を使い、「お貸しいただきます」に言い換えましょう。
「お借りします」と「お借りさせていただきます」の違い
「お借りします」は「借りる」の敬語表現、物だけではなく、知識や技術などにも使われます。
「お借りさせていただきます」は「お借りします」の過剰敬語で、まわりくどい表現です。
まとめ
今回は「お借りします」と「お借りさせていただきます」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。
