この記事では、「ふりがな」と「よみがな」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ふりがな」とは?
「ふりがな」とは、「日本語の文章において、漢字の傍らに付けて読み易くする為の文字のこと」という意味です。
読書などで、漢字をよく読めない人の為に補助として付ける、読み方を示す仮名のことです。
「ふりがな」の言葉の使い方
「ふりがな」は文法用語として「ふりがなを入れる・入れた」「ふりがな付き」などと使われます。
漢字で「振り仮名」と書き、「振り」は動詞「振る」の連用形で「勢いをつけて揺らす」から転じて「仕事や役割を与える」「文字のわきに記号・読みがななどをつける」という意味、「かな」は「日本語独特の平仮名・片仮名」という意味、「ふりがな」で「文字のわきに平仮名・片仮名を付けること」になります。
基本的に、あくまで文章を読む補助の為につけているもので、読み間違えても特に問題は生じない場合に使われます。
「よみがな」とは?
「よみがな」とは、「日本語の文章において、漢字の正しい読み方を示すために、周囲に添える文字のこと」という意味です。
申請書や証明書など、読み間違いが許されない漢字について、間違いを防止するために付けられる読み方を示す仮名のことです。
「よみがな」の言葉の使い方
「よみがな」は文法用語として「よみがながある・ない」「よみがなを付ける」などと使われます。
漢字で「読み仮名」と書き、「読み」は動詞「読む」の連用形で「文字で書かれたものを一字一字声に出して言う」「文字や文章、図などを見て、その意味・内容を理解する」という意味、「かな」は「日本語独特の平仮名・片仮名」という意味、「よみがな」で「文字を見て、意味や内容を理解できる様にするために付ける平仮名・片仮名」になります。
基本的に、漢字の知識のある・なしにかかわらず、読み間違いが許されない場合に使われます。
「ふりがな」と「よみがな」の違い
「ふりがな」は「文字のわきに平仮名・片仮名を付けること、文章を読む補助の為につけているもので、読み間違えても特に問題は生じない場合に使われる」です。
「よみがな」は「文字を見て、意味や内容を理解できる様にするために付ける平仮名・片仮名、漢字の知識のある・なしにかかわらず、読み間違いが許されない場合に使われる」です。
まとめ
今回は「ふりがな」と「よみがな」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。