この記事では、「お知らせいたします」と「ご報告いたします」の違いを分かりやすく説明していきます。
「お知らせいたします」とは?
伝えますという意味です。
「お知らせ」は「知らせ」を敬意を表す言い方にしています。
「知らせる」の連用形が「知らせ」になります。
「知らせる」には、物事の状態や内容などを他人が理解するようにする、言葉などの手段を使って伝える、という意味があります。
動詞の連用形に「お」をつけて、その下に「いたします」を続けた形で、謙譲の意を表します。
この言葉は、自分が知っていることを他人に伝えるときに用います。
たとえば、抽選を行ったとします。
抽選結果は、当たった人にだけメールで伝えます。
このことを「当選者にメールでお知らせいたします」といいます。
新しいアニメが放送されることになりました。
このアニメの主役の声を担当する声優はまだ発表されていません。
発表は後日SNSで行います。
このことを「主役を担当する声優は後日SNSでお知らせいたします」といいます。
「ご報告いたします」とは?
知らせますという意味です。
「ご報告」は「報告」を敬意を表す形にしたものです。
「報告」は、知らせること、特に任務を与えられたものが、その途中経過や結果などを伝えることをいいます。
他人に対する行為を表す語に「ご」をつけると、その行為が及ぶ相手を敬う言い方になります。
ある新商品を販売したとします。
この商品の1か月の売り上げ結果がでました。
これを上司に伝えます。
その際に「新商品の売り上げをご報告いたします」のように使います。
「お知らせいたします」と「ご報告いたします」の違い
「お知らせいたします」と「ご報告いたします」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも知らせる、伝えるという意味を持っています。
後者の場合は、特に任務を与えられたものが、その経過や結果などを伝えることをいいます。
まとめ
似たような意味を持つ2つの言葉ですが、一方は任務の経過や結果を伝えるときに使われています。