この記事では、「ロース」と「肩ロース」と「バラ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ロース」とは?
ロースト(焼く)に適した牛や豚などの肉のことです。
部位でいうと、肩から背にかけてをいいます。
この部分の柔らかく上質なもののことです。
選ぶ基準は、ツヤがよく、肉の液が出ていないものです。
せっかくよいものを購入しても、帰宅するまでに時間がかかってしまうと肉が傷んできます。
そのため、購入をしたらできるだけ素早く帰宅をし、冷蔵庫に入れることが理想です。
これを使った料理には、揚げ物、ステーキ、サンドイッチ、煮物、炒め物、ハヤシライスなどがあります。
さまざまな料理に活用されています。
「ロース」の例文
・『ロースを200g購入する』
・『ロースを使った煮込み料理』
「肩ロース」とは?
牛や豚の肉で、肩から背にかけての頭に近い部位のことです。
頭を動かすためには筋肉が必要で、そういった筋肉は肩の近くに集まっているため、この部位はほどよい食感があります。
食感があるということは、厚すぎると食べにくく感じられる場合があるということです。
そのため、あまり厚みのない状態で切って食べます。
そういった料理には、すき焼きやしゃぶしゃぶがあります。
しっかりした歯ごたえを楽しみたいなら、ステーキにするとよいでしょう。
購入したものを持ち帰る際には、温かいものに触れないようにします。
できるだけ低温を保って自宅に持ち帰り、すぐに冷蔵庫に入れます。
「肩ロース」の例文
・『上質な肩ロースが手に入った』
・『肩ロースを使ってすき焼きを作る』
「バラ」とは
植物の意味もありますが、それ以外のもので説明をします。
バラ肉の略です。
牛や豚などの肺を囲む骨の周りにある肉をいいます。
バラバラな肉のことではありません。
さまざまな料理に活用され、たとえば炒め物、豚バラ大根、旨煮、うどんの具材、チャーシュー、鍋物などにされます。
幅広く活用できる食材です。
冷凍保存をしておけば、いつでも調理に活用することができます。
冷凍する場合は、しっかりとラップをしてい、チャックつきの袋などに入れます。
保存は1か月ほどが目安です。
冷蔵の場合は5日ほどが目安です。
おいしいものを食べるためには選び方が重要です。
色にツヤがあり、肉の液がでておらず、脂身が黄色っぽくなっていないものを選ぶようにします。
「バラ」の例文
・『バラを大量に購入した』
・『バラが安く売られていた』
「ロース」と「肩ロース」と「バラ」の違い
牛や豚の肉という点が共通していますが、部位が違います。
1つめと2つめは、肩から背中にかけての肉、3つめはあばら骨の周りの肉です。
部位が違えば食感や見た目も違います。
そのため、それぞれに適した食べ方があります。
まとめ
動物の肉である点が共通していますが、動物の肉といってもつく部位はさまざまで、どこについているものなのかという点に違いがあります。