この記事では、「母体」と「母親」と「母胎」の違いを分かりやすく説明していきます。
「母体」とは?
母体とは、ぼたいという読み方をする言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、子を産んだ人の意味を持つ母の漢字に、からだを意味する体の漢字を組み合わせる事で成立した言葉となっています。
だからこそ母体は、母の体や発展して来たものの元になるものといった意味を持っているのです。
「母体」の言葉の使い方
母体は、シンプルに母の身体という意味を表す言葉となっています。
特に子を宿した状態の、産前から産後までの母の体を表す言葉として使われる事が多いです。
「母親」とは?
母親とは、ははおやという読み方をする言葉となっています。
文字で記されたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、子供がいる女性といった意味を有する母の漢字に、子を持つ人の意味を持っている親の文字を加える事で完成した言葉です。
そのため母親は、女親を示す言葉となっています。
「母親」の言葉の使い方
母親は、主に女親を表現する言葉として使われているのです。
なので男親である、父親の対義語として用いられる事も少なくありません。
「母胎」とは
母胎とは、ぼたいという読み方をすべき言葉です。
漢字で表記されたこの言葉を見れば合点が行く事でしょうが、女親等の意味がある母の漢字に、たいじを宿す所といった意味を所有する胎の漢字を付け足す事で誕生した言葉となっています。
以上の事から母胎は、母親の胎内といった意味を表現するのです。
「母胎」の言葉の使い方
母胎は、母親が子を宿す場所を表現する際に使用される言葉となっています。
通常、母胎は肉眼で確認する事が出来ない場所なので、超音波写真等を用いて確認しているのです。
なので母胎は、妊娠中の女性が用いたり、見聞きする事が多い言葉となっています。
「母体」と「母親」と「母胎」の違い
母体と母親、母胎の文字表記を見比べれば、2文字がそれぞれ体と親と胎という、違う言葉が使われている事に気付く事が可能です。
ですが最初の漢字は3つ共に母の漢字が使用されており、更に母体と母胎は同じく、ぼたいという読み方をする点もややこしい所だったりします。
もっとも母体は、母の体だったり発展して来たものの元となるものといった意味を持っているのです。
母親は、女親を意味する言葉として用いられています。
母胎は、母親が子を宿す場所である胎内を示す言葉です。
まとめ
3つの言葉は全て最初に、母という同じ漢字が使用されています。
その上、母体と母胎は同じ読み方をするものの、3つの言葉は共に2文字目は違う漢字が用いられているのです。
なのでそれぞれが表す意味には、相違点があります。
まず母体ですが、文字が示す様に母の体という意味と、発展して来たものの元になるものといった意味を表すのです。
次に母親は、父親の対義語である女親を示す言葉となっています。
最後の母胎は、母が子を宿す場所である胎内を表す言葉として使用されているのです。