この記事では、「香辛料」と「スパイス」と「ハーブ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「香辛料」とは?
「香辛料」は「こうしんりょう」と読みす。
意味は「食べ物や飲み物に香りや辛味を加える植物のこと」で、コショウ・シナモン・ペパーなど、料理に刺激を加える食材のことを言い、英語で「スパイス」と言います。
「香辛料」の使い方
「香辛料」は名詞として「香辛料を加える・加えた」「香辛料を入れる・入れた」などと使われます。
基本的に、料理に香りや辛味などの刺激を加える為に使う、植物由来の食材に使われる言葉です。
「香辛料」の例文
・『輸入食材店で様々な香辛料を購入した』
「スパイス」とは?
「スパイス」の意味は以下の通りです。
1つ目は「食べ物に香りや辛味などを加える薬味のこと」という意味で、上記で紹介した「香辛料」と同じ意味です。
2つ目は「適度な刺激をもたらす要素のこと」という意味で、良い刺激を与えるものに対して使われる比喩的表現です。
「スパイス」は英語の「spice」が日本語化した言葉で、「香辛料」「薬味」「芳香」「刺激」「味わい」などの意味があります。
「スパイス」の使い方
「スパイス」は名詞として「スパイスを入れる・入れた」「スパイスが効いている・効いていた」などと使われます。
基本的に、食べ物に香りや辛味を加える薬味のことや、転じて程良い刺激を与える要素について使われる言葉です。
「スパイス」の例文
・『ひねりを入れたことで、スパイスの効いた作品に仕上がっている』
「ハーブ」とは?
「ハーブ」の意味は以下の通りです。
1つ目は「香辛料として用いる植物」という意味で、ミントやローレルなど、香りを楽しんだり肉や魚の臭みを消す為に使われる植物性の食材のことを言います。
2つ目は「薬用として民間療法に使われる植物」という意味で、薬草として使われたり、化粧品の成分として使われる植物のことを言います。
「ハーブ」は英語の「herb」が日本語化した言葉で、「薬草」「香草」「草木」「大麻」「くだらないこと」という意味があります。
「ハーブ」の使い方
「ハーブ」は名詞として「ハーブを摘む・摘んだ」「ハーブティー」「ハーブ効果」などと使われます。
基本的に、食べ物に加えて香り付けしたり、薬草として使われたりする植物に使われる言葉です。
「ハーブ」の例文
・『夜眠れない時にはハーブティーを飲むとほっとする』
「香辛料」と「スパイス」と「ハーブ」の違い
「香辛料」は「料理に香りや辛味などの刺激を加える為に使う、植物由来の食材」という意味です。
「スパイス」は「食べ物に香りや辛味を加える薬味」「程良い刺激を与える要素」という意味です。
「ハーブ」は「食べ物に加えて香り付けしたり、薬草として使われたりする植物」という意味です。
まとめ
今回は「香辛料」と「スパイス」と「ハーブ」について紹介しました。
「香辛料」は「香りや辛味を出す食材」、「スパイス」は「香辛料」「適度な刺激」、「ハーブ」は「香草や薬草」と覚えておきましょう。