「告示」と「公告」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「告示」と「公告」の違いとは?言葉の違い【3語】

この記事では、「告示」「公告」の違いを分かりやすく説明していきます。

「告示」とは?

国や地方公共団体などの行政機関が、法令、条例または規則に基づじ、特定の決定事項を公式に広く一般に知らせることを意味する言葉です。

「告示」は、選挙の告示や法律に基づくさまざまな通知など、公的な情報の発信に用いられます。

また、「告示」の方法としては、国は官報に掲載し、地方公共団体は公報や掲示板を使用します。


「公告」とは?

国や公共団体だけでなく、私人や企業が、法令の定めに従い特定の内容を一般公衆に通知することを意味する言葉です。

「公告」は、入札公告や法人の決算公告など、より広範な情報の公表に使用されることが多いと言えます。

「公告」の目的は、関連する人々に対して重要な情報を公開することにあり、新聞の掲載やインターネット上での電子公告など、さまざまな方法で実施されます。


「告示」と「公告」の違い

「告示」「公告」の違いを、分かりやすく解説します。

「告示」「公告」は、どちらも情報を一般に知らせるために用いられる言葉ですが、それぞれに違いがあります。

「告示」は、行政機関が法律や規則に基づき、一般の人々に対して特定の情報を公開する行為のことです。

その一方で、「公告」は、広範な意味を持ち、企業が株主総会の開催を新聞に掲載することや、裁判所が遺産相続の手続きを公示することです。

公的な情報の公開に加えて、私的な事項を含む場合もあります。

このように、「告示」は、行政機関による公的な情報の発信に限定されるのに対し、「公告」は、それに加えて私的な情報や企業情報の公開も含むという違いがあります。

まとめ

「告示」「公告」は、どちらも情報を知らせることを意味する言葉ですが、それぞれに違いがあります。

「告示」は、行政機関が公的な決定を公表する際に用いられ、「公告」は公的機関だけでなく私人も含めた広範な主体が情報を公表する際に使用される言葉だと言えるでしょう。