別称?亜種?その違いとは?
この記事では、「アイナメ」と「クジメ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アイナメ」とは?
磯釣りで良くお目にかかる魚であり、刺身が美味い事で有名。
釣りの対象魚としての評価はヒキが強いためスポーツフィッシングの対象としては人気がある魚種だと言えるでしょう。
根魚で岩礁に生息するとされますが、テトラポットや堤防、岸壁の直下に姿が見える事もあり、その釣り方も様々で楽しめるはずです。
夏が旬ではあるもの、産卵期は冬。
産卵に備えて食物摂取行動を積極的に取る秋も深まった頃からです。
「クジメ」とは?
アイナメ科の魚であり、近縁種と言っていいでしょう。
その外観の違いはよく「アイナメ」と比較されますが、瀬戸内海をはじめとした産地で馴染みがないとまず初見では判別は難しいと言えるでしょう。
サイズは「アイナメ」より大きくなる事は珍しいため、小ぶりな「アイナメ」と思ってしまう人が大半だと思われます。
「アイナメ」と「クジメ」の違い
「アイナメ」と「クジメ」の違いを、分かりやすく解説します。
外観に関しては尾びれに大きな差があり、前者が直線的なのに対して、後者は丸みを帯びている点で判断するのが一番わかりやすい様です。
これに次ぐのが釣り慣れた方ならば唇で丸みを帯びているのが「アイナメです。
「クジメ」は口が尖り気味なため、頭と尾を見れば判断はつくと言っていいでしょう。
背びれの下部の側線で判断する方法もありますが、体色、紋様と並んで個体差があるため解りにくいのが事実だと言えます。
生態に関しては両者似通っているため判断はできません。
さらに単純にいえば「アイナメ」はなかなか数が連れない魚種です。
そして体長が30cm以上のものはザラ。
対する「クジメ」は20cm以下のものがほとんどです。
このため小さな「アイナメ」が釣れたらまず「クジメ」の特徴を確認するのが迅速だと言えるでしょう。
まとめ
「アイナメ」も「クジメ」も同じアイナメ科であり、その生態も似ていると言っていいでしょう。
決定的な違いとしては「アイナメ」は「クジメ」1. 5倍から2倍のサイズになる事です。
次いで尾びれが直線的、もしくは“く”になっている事でしょう。
また頭部の唇の厚さの違いもパッと見では解りやすいと言えます。
逆に柄や体色では判別しづらく、側線についても初見ではなかなか難しいでしょう。